二〇一五年から毎年開催され、今年で八回目を迎える「山菜コンクール」(旭川大学短期大学部や占冠村など六団体主催、十六面参照)から生れたパスタソース「“ウド”ベージェ~春山の香り~」が静かな人気を呼んでいる。

 “ウド”ベージェは第二回コンクールで優秀賞となった札幌市在住の山口太一さんが考案したレシピ「ウドと道産チーズで作る“ウド”ベージェパスタ」をもとに、コンクール実行委員会と旭川大学短期大学部食物栄養専の学生たちが開発したコラボ商品。

 ウドはほろ苦味や香りが特徴で、天ぷらや酢味噌和えとして料理され食卓に上がることが多い、春の代表的な山菜。

 実行委員長の森重正也(同大短期大学部教授)さんは「ウドは調理方法が限られているのですが、このウドベージェは心地よい苦味やほのかな香りが楽しめ、パスタだけでなくピザや白身魚のムニエル、ナン、かまぼこ、冷ややっこなどにつけても大変美味しい。どうぞお試し下さい」と話している。

 一個(パスタ二人前)千円。道の駅あさひかわ(神楽四ノ六)や旭川観光物産情報センター駅naka(駅内)、アミューズマーケット・プラタナス神楽岡店(神楽岡五ノ四)で販売している。総菜開発(札幌市)が製造。販売元は占冠村山村産業振興公社。(佐久間和久)