元京都大学原子炉実験所助教・小出裕章さんの講演会が十五日(日)午後三時半から、真宗大谷派旭川別院(宮下二)で開かれます。

 浄土宗、浄土真宗、日蓮宗、カトリック、プロテスタントなどの宗教者でつくる、核ゴミの地層処分に反対する宗教者ネットワークの主催です。

 道内の寿都町と神恵内村では、高レベル放射性廃棄物の地層処分のための「文献調査」が行われていて、年内には次の段階の「概要調査」に進むと言われています。同ネットは、「反対の意見を述べる」と表明している鈴木直道知事に対して、最後までその姿勢を貫くよう申し入れを行う予定です。また、道民が核ゴミの地層処分に対する科学的知見を深めるための学習会を行うことにしました。

 その第一回目の講師が、東京電力福島第一原発事故が起きる三十年以上前から、研究者の立場で原発の危険性を指摘し続けた小出さんです。一九四九年、東京生まれ。二〇一五年に京大を定年退職しています。「核のごみと謂れなき犠牲の押し付け」と題して話します。

 参加無料(カンパ歓迎)。オンライン参加も可能です。左記のQRコードから申し込みフォームに。

 また、帯広市のとかちプラザをサテライト会場としてオンラインで結びます。問い合わせは浅井さん(TEL090―1520―3521)へ。