生命保険会社の業界団体、生命保険協会(会長=高田幸徳・住友生命保険社長)は、保育所や放課後児童クラブへ資金を助成する「子育てと仕事の両立支援に対する助成活動」を行っています。現在、助成を希望する保育所、放課後児童クラブからの応募を受け付けています。

 待機児童問題の解消を目的に、助成対象は①休日・夜間保育事業、病児・病後児保育事業、延長保育事業、一時預かり保育事業などに必要な設備の整備、備品の購入などに関わる費用(一施設当たりの上限額は三十五万円)、②放課後児童クラブの受け皿拡大や質の向上に必要な設備の整備、備品の購入などに関わる費用(同二十万円)です。

 直近五年間で同事業への応募件数が急増しており、二〇二一年度は過去最多の千四百四十三施設から応募がありました。今年度の助成金総額は昨年度同様、二千五百万円です。

 助成金は、机や椅子、遊具、楽器、絵本などの購入のほか、今年度も「新型コロナ」対策の設備・備品などの購入や、施設経営の事業資金にも充てられます。

 助成を希望する団体は、所定の助成申請書(生命保険協会のホームページ(https://www.seiho.or.jp/activity/social/support/guideline/からダウンロード)に必要事項を記入し、必要書類を添付して、ウェブ上で申請して下さい。六月三十日(木)まで。審査の結果は十一月上旬に発表される予定です。

 問い合わせは同事務局(TEL03―3286―2643)へ。