男山(永山二ノ七)は十一日(土)から、新シリーズ「やってみるべ部」の第一弾として日本酒二種類とクラフトビールの販売をスタートする。

 既成概念にとらわれることなく、新たなチャレンジをしていく企画。コロナ禍で清酒の消費量が減少する状況でも「前をむいて進んで行こう」というメッセージを込めた企画だ。

 新発売したのは、扁平精米(へんぺいせいまい・雑味となるタンパク質を効率よく除去する)によりなるべくコメを削ることなく、良質な酒の醸造に挑戦した「精米歩合80%のお酒」、「扁平精米60%純米吟醸酒」の二種類の清酒と、大雪地ビール館(宮下通十一)とタイアップして同蔵の仕込み水を使ったクラフトビール一種類。いずれも初めての試みだ。

 山崎五良取締役は「コロナ禍でネガティブな雰囲気が蔓延する中で、商品はもちろん、メッセージとしても前向きなものを届けたいと考えました。中には失敗する商品もあるかもしれませんが、どんどん挑戦して行きたい。今回は三種類の発売ですが、今後もシリーズとして様々な商品を送り出して行きたい」と決意を話す。

 「精米歩合80%のお酒」は八百八十円、「扁平精米60%純米吟醸酒」は千四百三十円(各七百二十㍉㍑入り、税込)、「仕込み水で造ったクラフトビール」は三百三十㍉㍑入り五百九十円(税込)。市内の酒販店で販売する。(工藤森)