老舗の焼鳥店ぎんねこ(五ノ七ふらりーと)が監修した日本酒「ちどり串」が五月二十四日、男山から発売された。

 ぎんねこの久保竜弥社長が同蔵に「新子焼きに合う新しい日本酒を作りたい」と相談したのをきっかけに、約二年をかけて完成した。旭川産の酒造好適米「吟風」(ぎんぷう)を使った、スッキリとした辛口の特別純米原酒。「焼鳥を食べながら飲んでほろ酔いになって欲しい」という願いを込めて名付けた。

 久保社長は「男山さんのお陰で満足する仕上がりになりました。旭川の焼鳥といえばタレの文化があります。ちどり串は口の中に残るタレの味をリセットしてスッキリとした口でまたタレの味を楽しめる酒です。アルコール度数が低めなので日本酒が苦手な方にも一度試して頂きたいですね」とPRする。

 「ちどり串」は一般販売は行わず、飲食店だけで提供する。現在はぎんねこでのみ一杯六百六十円(税込)で販売している。(工藤森)