旭川南ロータリークラブ(一條豪真会長)が五月二十八日、西神楽公園「ホタルの里ひろば」周辺に桜の苗木を植樹した。西神楽ホタルの会(本田伸一会長)のメンバーも参加し、苗木十二本を一時間ほどで植え終えた。


 参加者はスコップやツルハシ、クワなどを持参。二、三人が一グループになって、穴を堀り、北見の造園業者から取り寄せた高さ二㍍ほどの苗木に腐葉土と水をやって、添え木をして一本一本丁寧に植えて行った。

 一條会長は「これまで二酸化炭素削減を目的に、ケナフを植樹してきました。桜は今回初めてです。本数はさほど多くないのですが、結構体力を使いますね」と汗を拭きながら話した。

 同クラブはケナフの植樹を二十年以上続けてきたが、成長が早いケナフの焼却処分が課題となり、桜に切り替えた。植樹先を探していたところ、ホタルの会をよく知るクラブ会員で市議の中川明雄さん(72)が橋渡し役となり、今回の植樹となった。

 ホタルの会の本田会長は「あと二、三年で、きれいな桜を見ることができるかも知れません。楽しみですね」と笑顔で話した。(佐久間和久)