パーカッションのヤヒロトモヒロを中心に、ギターの鬼怒無月(きどなつき)、ベースの宮田岳で編成するバンド「空に油」の旭川公演が二十二日(水)、神楽公民館・木楽輪音楽ホール(神楽三ノ六)で行われます。倶楽部JMIA(佐々木義生代表)の主催。

 ヤヒロは、少年時代をカナリア諸島で過ごした異色の打楽器奏者。山下洋輔や向井滋春、板橋文夫など、ジャズ界を代表する音楽家と共演。日本を代表するパーカッショニスト。

 鬼怒は、九〇年代から自己のグループを結成。ロックからクラシック、タンゴに至るまでジャンルを超えて活動し、ギタースタイルを進化させている。

 宮田は、ベーシスト、漆・木工作家として多彩な才能を発揮。〇九年、黒猫チェルシーとしてメジャーデビュー。「空に油」ではベース、ボーカルを担当。

 佐々木代表は「ヤヒロとは三十年来の交流がある。還暦を過ぎ、自分の音楽を確立する演奏活動に入った。旭川では人に喜んでもらえる、人に寄り添う演奏をしてくれると期待している。低迷している旭川の音楽活動に刺激を与えるような演奏をしてもらいたい。本人も気合が入っているので、ぜひ聴いていただきたい」とPRする。

 前売りチケットは三千五百円(当日は四千円)。開演は午後七時。チケットの予約と問い合わせは、佐々木さん(TEL22―3567)まで。