原発事故に関する取材を重ねているジャーナリスト・白石草(はじめ)さんの講演会が九日(土)午後六時半から、ときわ市民ホール(六ノ四)多目的室で行われます。チーム今だからの主催。

 小児甲状腺がんはもともと年間百万人に一~二人程度が罹患する極めて希少な病気とされていますが、福島原発事故以降現在までに二百二十六人が甲状腺がんと確定しました。にもかかわらず、県民健康調査検討委員会では「被爆との関連は認められない」とされています。

 甲状腺がんを被曝と結び付けて語ることはタブー視されているため、患者たちは固く口を閉ざしてきましたが、十七歳から二十七歳の六人が「同じような境遇で苦しんでいる人の希望になれたら」と、一月に東京電力に損害賠償を求める訴訟を起こしました。
講演会では「福島2022 小児甲状腺がんにかかった子ども達の今―青年期をむかえて」と題し、甲状腺がんを発症した福島の子どもたちの現状について白石さんが話します。

 参加費は前売八百円、当日千円。チケットはこども冨貴堂で取り扱っています。予約・問い合わせは、松浦さん(TEL080―5270―4367)まで。