ASAHIKAWA DESIGN WEEK(旭川デザインウィーク・ADW)2022の報告会が五日、旭川リサーチセンター(緑が丘一ノ三)で行われた。

 会の冒頭、ADW実行委員会の渡辺直行会長が「旭川市がユネスコ創造都市ネットワークのデザイン分野に認定されて以来初めて、みんなが青空の下に集い開催できる、キックオフ的なイベントになりました」と挨拶した。

 今年は例年(五日間)よりも会期が長く、六月十八~二十六日の九日間にわたって開催された。買物公園を歩きながら親子でSDGsを体感できる「まちなかキャンパス」に六万三千人が訪れたほか、グラフィックデザイナーの佐藤卓さんが基調講演を行った「デザイン創造都市シンポジウム」に四百人、旭川家具の産地を訪れる意味と楽しさが実感できる「Meet up Furniture Asahikawa 2022」に七千四百人が来場。総来場者数は延べ約八万三千人となった。

 報告会の最後に、同実行委員会の森俊一副会長が「企業や団体、行政、学生の皆さんそれぞれが、デザインを考えるきっかけになりました。デザイン都市である旭川の皆さんが、今後もデザインを通した社会活動や生活を進めていけるようなイベントになれば。今年のADWのテーマ『あさひかわのデザイン、はじまります。』は、『はじまりました。』になったと感じています」と感想を述べた。(東寛樹)