来年十一月の開庁に向けて工事が進められている新市庁舎の見学会が十日、市民を対象に開かれた。市の主催。

 親子連れなど約九十人が参加。工事関係者から工事概要などの説明を受けた後、完成後は立ち入れなくなる屋上のほか、九階の展望フロア、一階の総合窓口など、建設工事中の新庁舎内を見学した。

 また、五階部分には建築工事が体験できるコーナーも設けられ、参加者は壁ボードの取り付けや、鉄骨の組み立て、電気工事など、六種類の作業を楽しんだ。

 庁舎内を見て回った後には屋外で、タワークレーンによる作業の見学や、高所作業者の乗車体験も行われた。母親と参加した市内の鈴木愛莉ちゃん(7)は「屋上に上がれて嬉しかった。高所作業車に乗れたのも楽しかった」と笑顔で話した。(東寛樹)