現代を代表する人気作家や、巨匠と謳われた物故作家の作品などを一堂に集めた「プレミアム・セレクション展」が、ギャラリーシーズ(久木佐知子代表、市内旭町二ノ三)で開催されている。

 今回の目玉は、昨年、文化勲章を受けたアフレスコ(壁画)の第一人者・絹谷幸二、写実界の実力者・青木敏郎、日本美術院のトップ・田渕俊夫の作品だ。中でも絹谷の作品は四点あり、富士山をモチーフとした作品は赤や黄を基調に、金や銀などもあしらわれた鮮烈な色彩が印象的だ。

 そのほか、国内外で圧倒的な支持を得る千住博、金閣寺の襖絵を手掛けた森田りえ子、物故作家では杉山寧、若手作家では本多久美子や鹿間麻衣など、肉筆画、リトグラフ合わせて三十点の作品が並ぶ。

 同ギャラリー企画販売担当の岩崎睦さんは、「旭川ではなかなか見ることができない一流作家の作品が揃っているのが、何よりの魅力です」と話す。

 二十四日(月)まで。午前十一時~午後六時半(火曜休廊)。入場無料。駐車場は少し離れた場所にあるので、初めての人は事前に確認するとスムーズ。問い合わせは同画廊(TEL53―8886)へ。(岡本成史)