「新法で、女性支援はどう変わる?」をテーマに、二十九年前札幌市に女性の人権ネットワーク事務所「女のスペース・おん」を開設した、近藤恵子さんの講演と参加者との話し合いが十一月六日(日)午後二時から、大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)二階レセプション室で開かれます。ウィメンズネット旭川の主催。

 二〇二二年五月、「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」が成立しました。施行は二年後ですが、この法律の制定に関わった近藤さんの講演を聞き、参加者と法律成立の意義と課題を話し合い、支援現場の今後と、日本のジェンダー法制の在り方を考えようという目的で開催されます。

 近藤さんは「スペース・おん」開設後、一九九七年に道内初の民間サポートシェルターを開設。九八年、全国女性シェルターネット設立に関わり、二〇〇二年から一五年まで共同代表を務めました。全国女性シェルターネットは女性に対する暴力の根絶を活動の柱として、直接支援から政策提言まで幅広い活動をしています。

 また、〇一年にDV防止法制定が制定された後、四度の改正作業にも参加。一八年、厚労省「困難な問題を抱える女性への支援に関する検討会」検討委員に就きました。

 参加料は無料。定員は六十人。参加を希望する人は申し込みが必要です。当日参加も可。マスクの着用をお願いします。

 申し込みと問い合わせは、ウィメンズネット旭川(TEL24―1388〈十一月二日まで、午前九時~午後四時〉、メール spm54x9@cure.ocn.ne.jp〈同、二十四時間受信可〉)へ。