知新小の五年生三十七人が十三日、JAたいせつ(相澤峰基組合長)の田んぼアート会場(東鷹栖七線十八号)で稲刈り体験をした。

 田んぼアートは、同JAの青年部が中心となり二〇〇六年から毎年取り組んでおり、今回で十七回目。児童らは、今年六月に行われた田植えにも参加した。

 初めに、稲の刈り方の説明を受けた後、同JA職員らのサポートを受けながら、児童一人ひとりが稲を刈った。その後、稲の脱穀や唐箕(とうみ)を使った選別作業なども行い、最後に、同JA地区で収穫された新米の塩むすびを食べて全ての体験を終えた。

 岳龍希くん(10)は「稲が少し硬かったけれど、上手く刈ることができました。昔の人はいろいろなことを手作業でやっていて、大変だったんだなと思った」と笑顔だった。

 同JA営農部農業振興課の甲斐直樹さんは「田んぼアートの田植えから収穫までを小学生が体験するのは、今回が初めて。このような取り組みを継続して、農業に興味を持つ子どもが増えていけば」と話した。(東寛樹)