「旭岳の山岳遭難を考える」と題した講演会が、二十六日(土)午後一時半から、せんとぴゅあⅠ(北町一)一階講堂で行われます。主催は同町文化推進課大雪山アーカイブス。

 講師は道新編集委員で日本山岳会北海道支部福祉部長の黒川伸一さん。京都市出身。東北大経済学部卒後、一九八三年道新入社。二〇一七から編集局編集委員。大学時代は山岳部に所属。日高山脈の沢登りと積雪期登山、大雪山系のスキー縦走が縁となり北海道での就職を目指した。現在、北海道雪崩研究会と日本山岳北海道支部に属している。

 北海道で最も登山者が多い東川町側(旭岳温泉)からの旭岳登山では、遭難事故や未遂事故が多く発生しています。講演では、旭岳遭難事故の現地調査と捜索活動を行ってきた黒川さんが、遭難が起きやすい事情と対策について話します。終了は午後三時の予定。
 参加は無料ですが、申し込みが必要です。定員は五十人。

 申し込みと問い合わせは、同課(TEL82―4245)へ。

「登山史に見る服装」展

 また、同町せんとぴゅあⅡで「登山史に見る服装」が二十七日(日)まで行われています。
 登山に服装はきわめて重要で、登山の指導書や山岳講座などには必ず服装の項があり、注意事項などとともに取り上げられています。服装のみについて書かれた本はほとんどありませんが、山の本や山岳雑誌などにはイラストや写真などで、服装についての記事を目にする機会があります。
 この展示では、服装の歴史的な変遷をビジュアルに分かりやすく展示しています。