「北海道における治安維持法の被害を知る」をテーマにした講演会が十九日(土)午後一時半から、大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)で行われます。北海道弁護士連合会の主催。

 戦時中に治安維持法が適用され、教師も子どもも絵を描く自由、作文を書く自由が奪われる、旭川市内で起きた生活図画事件、生活綴り方事件を取り上げます。

 生活図画事件の当事者の菱谷良一さん、生活綴り方事件を積極的に取材してきた道新記者の佐竹直子さん、治安維持法の問題に継続して取り組んでいる宮田汎さんの三人が登壇して話します。

 菱谷さんは旭川市在住で、現在百一歳。著書に『菱谷良一百歳記念作品集』『生活図画事件―獄中記―』。佐竹さんは道新釧路支局記者。著書に『獄中メモは問う~作文教育が罪にされた時代』。宮田さんは元高校教師。治安維持法犠牲者国賠要求同盟北海道支部役員。著書に『朔北の青春にかけた人びと:北海道初の治安維持法弾圧、集産党事件をめぐって』。

 入場料無料、事前申し込みは不要です。オンラインでの参加も可能です。オンライン参加希望者は札幌弁護士会ホームページに掲載されるURLから視聴できます。

 問い合わせは、同連合会(TEL011―281―2428)へ。