旭川育児院応援隊「第七回フォスターコンサート」が二月十九日(日)午後五時から、道北経済センター(常盤通一)で開かれる。二〇一九年十一月以来の開催で、実行委員会ではチケット販売のほか、協賛してくれる企業や個人も募集している。

 市内で唯一の児童養護施設の旭川育児院には、三歳から十九歳までの七十四人が生活をしている。その子どもたちを応援しようと、一四年からバンド仲間が集まってチャリティーコンサートを毎年開催。コロナ禍で二〇年、二一年は中止になったが、協賛金を募って寄付金を送った。

 今回出演するのは「ベンチャーズ騎士」、ブルーハーツのコピーバンド「Soul Hearts」、Jポップの「ステラクルー」、浜田省吾などのコピーバンド「Rit’z」、ビートルズコピーの「ブラックバード」の五グループ。

 実行委員長の久保村正規さん(66)は「一人でも多くの方に、会場に足を運んでいただくことが子どもたちの支援につながります」と呼び掛けている。

 今回は飲食の提供はなく、当日券の販売は検討中。チケットは前売り千円。こども冨貴堂(七条買物公園)、「ラバーソウル」(四ノ七)、旭川育児院(台場二ノ二)で販売している。

 企業や個人からの協賛金は一口五千円(入場券付き)。入所者の教育費支援や進学など、卒院者への自立支援に使われる。

 コロナの感染拡大でコンサートが中止になった時は、経費を除いて全額寄付する。

 問い合わせは旭川育児院(TEL61―4054)まで。(佐藤敦彦)