地域活動拠点すずかけ(神楽十ノ五)で十二月二十六日から一月十二日までのうちの五日間、神楽小学校に通っている児童を対象に、食事と勉強を楽しむ会が行われた。市社会福祉協議会が主催した。

 すずかけの施設は昨年三月まで、グループホームとデイケアサービスの施設として同協議会が運営していた。新年度から、これらの業務を取りやめたことから、高齢者サロンや民生委員の会議、地域の人たちの交流・活動の場として門戸を開いている。冬休み期間中、子どもたちの食事と勉強のサポートを目的としたのが、今回の企画。

 取材に訪れた十日午前中、集まった児童は一年生から五年生までの十人。午前九時から十一時半まで、昼ご飯のカレーライス作り、食事の後、午後零時半から三時まで、冬休みの宿題や自由研究の勉強時間のプログラム。旭川南高のボランティア部や旭川医大生らがボランティアとして、食事の準備の手伝いや勉強を教えるなど、児童たちをサポートした。

 神楽小一年生の外山夏帆さん(7)と石田悠乃さん(7)は「ニンジンとジャガイモの皮をむいたり、切ったりしました。家でもやったことがあるので、難しくなかった。カレーライスも作ったことがあるよ」と自慢気に話していた。

 南高一年生の廣田みずきさん(15)は「子どもたちが思っていたより、意欲的なので驚きました。今日もそうですが、ボランティア部の活動はとても楽しい」と笑顔だった。

 五日間で、二十八人の児童たちがカレーのほか、おにぎり、うどん、もちなどの昼食と勉強を楽しんだ。(佐久間和久)