旭川文化芸術協議会が主催する舞台公演「第三十二回 北を創る」が二月二十六日(日)、市民文化会館大ホールで行われる。コロナ禍で昨年、一昨年と開催できなかったため、三年ぶりに市内近郊で活動する団体・グループが一堂に会することになる。

 このステージに山崎由美子エルモラード・フラメンコスタジオの十三人の舞姫たちが登場する。指導する山崎さんは、三歳からクラシックバレエを学び、フラメンコに出合って魅せられて、本場スペインに渡って修行を積んだ。一九八二年、故郷の北の大地にフラメンコを根付かせたいと旭川にスタジオを開き、以来たくさんの教え子たちを指導してきた。

 「北を創る」への出演は十一回目。今年のテーマは「フラメンコ本来の心の叫び」。コロナ禍で思うようにレッスンができなかった時期を乗り越え、ようやく舞台に立てる喜びを表現する。

 賑やかで楽しいお祭りのイメージの「セビジャーナス」、心の葛藤を表現した振り付けの「ソレア・ポル・ブレリア」、陽気な曲調の「ミラブラス」、ラストはノリのよい「ルンバ」と全四曲を披露する。出演は午後三時ごろの予定。