「『同じ場所でともに学ぶ教育』の可能性を探る」をテーマにしたインクルーシブ教育の講演会が十一日(土)午後一時半から、市民文化会館(七の九)二階会議室で行われます。主催は障害児も地域の普通学級へ・道北ネット(平田永代表)。

 講師は一木玲子さん。一木さんは、東洋大学客員研究員。国連勧告実施・インクルーシブ教育実現ネットワーク事務局。専門は障がいのある子どものインクルーシブ教育制度。障害者権利条約における障がい児者の権利や日本のインクルーシブ教育の実現に取り組んでいます。

 近年、不登校・いじめ・自殺・貧困など、子どもをめぐる課題が山積しています。インクルーシブ教育は、これら課題解決の糸口となるのではないか―。一木さんが、子どもの頃の海外生活の経験や自身の研究、国連が日本に「特別支援教育(分離教育)の中止」勧告をした意味を踏まえ、「どんな子も同じ場所で、ともに学ぶ教育」の重要性と可能性について話します。

 その後、インクルーシブ教育の実現に取り組んでいる人たちによるパネルディスカッションも行われます。

 託児はありませんが、子ども連れでも気軽に参加できます。
 参加費は無料。問い合わせは、同ネット事務局の平田江津子さん(TEL 080―9619―3708、メール kkhhesfam@yahoo.co.jp)へ。