旭川しんきん地域振興基金(原田直道理事長)が運営する産業振興奨励賞の表彰式が十四日、同庫本店(四ノ八)で開かれた。

 旭川・富良野地区で新たな技術や商品、サービス、デザインなどの開発により産業振興に貢献した事業者を表彰する。一九九二年に創設され、今年で三十一回目。

 七事業者から応募があり、その中からコサイン(星孝一社長・永山北三ノ六)の端材を活用したアート「エカナレリーフ」が振興賞に、世良鉄工(三上正幸社長・当麻町三ノ西四)のレーザー加工による工具不要の組立式オーブン機能付き焚き火台「iron oven」(アイアンオーブン)が奨励賞に選ばれた。

 また、シージーエム(荒川亘社長・美瑛町幸町二ノ五)のDPF自動洗浄装置「エキゾーストストリーム」開発と、TF食品(阿部幸雄社長・美瑛町東三ノ二十四)の「自社グループで搾った『美瑛ジャジー牛』の生乳と上川地方の『産地直送の原材料』を使ったプレミアムジェラートの製造販売」が審査委員長賞を受賞した。受賞した事業者には賞状と盾、賞金(振興賞五十万円、奨励賞三十万円、審査委員長賞十万円)が贈られた。(工藤森)