除排雪機械を操作するオペレータの技術講習会が三月三十日、市土木事務所の駐車場内で行われた。旭川除排雪業者ネットワーク協議会(飯野雅司会長)の主催。

 オペレータの初心者が対象で、十業者から経験年数が〇年から二年までの十七人が参加した。

 最初、市雪対策課制作のオペレータの役割などを紹介したDVDを観た後、新人のオペレータたちは横に座った講師の指導を受けながら機械の操作を学んだ。家の前に雪を残さないよう除雪する除雪ドーザを使った間口処理作業や、タイヤショベルによるダンプへの雪の積み込み作業を行った。

 経験年数二年の山本智生さん(30、只石組)はドーザに試乗した。「これまで運転してきた、道路の雪面を削る除雪グレーダと比べると、動きが細やかなので、死角ができやすいと感じた。事故には十分気を付けたい」と印象を話した。

 オペレータ歴二十五年の講師を務めた巻雅彦さん(53、コタニ工業)は、「運転技術の習得は個人差があるので、上手下手はあるが、経験の浅い者にはとにかく事故のないよう気を付けるよう指導している」と強調した。(佐久間和久)