旭川文学資料館で六月十日(土)まで開催されている「小学校の校歌展Ⅰ」の記念講演会が十五日(土)午後一時半から、同館二階講堂で行われます。

 日本学術振興会特別研究員(PD)の須田珠生さん=写真=が「校歌 その軌跡」と題して話します。いまや学校が校歌を持つことは当たり前ですが、明治以来現在まで、校歌を作ることを定めた法令は存在しません。校歌の生まれた経緯とその軌跡を、歴史的な視点を踏まえて解説します。

 須田さんは、一九九〇年広島市生まれ。五歳から旭川市で過ごし、〇九年旭川東高卒。一九年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了、京都大学博士(人間・環境学)。著書に『校歌の誕生』(人文書院)などがあります。

 午後三時ごろ終了の予定です。参加は無料。参加を希望する人は電話での申し込みが必要です(定員は五十人)。

 申し込みと問い合わせは、同館(TEL 22―3334、日・月曜日と祝日は休館日のため受付をしていません)へ。