市内で測量・調査や建設コンサルなどを行うネクシス光洋(寺林修社長、市内永山四ノ二)が今月、「ネクシスドローンアカデミー」を開校。受講者を募集している。

 同社は、測量やGIS(地理情報システム)開発を中心に、ドローンが普及する前から培った操縦ノウハウを駆使し、農地や災害箇所の空撮、アザラシやタンチョウヅル、ヒグマの生態調査などを行ってきた。

 アカデミーでは「ベーシックコース」と「オプションコース」の二つのコースを用意。高画質空撮が可能なドローンや、水中ドローンなど、多種多様な機体を取りそろえ、夏場のスキー場や、専用ラジコン飛行場、大規模調整池(水中ドローン)など、用途に合わせたフィールドを提供する。

 ベーシックコースは、三日間の受講でJUIDA(日本UAS産業振興協議会)が認定する「無人航空機操縦技能証明」と「無人航空機安全運航管理者証明」の申請資格が得られ、受講後に申請すると、それぞれの認定証明証を取得できる。

 オプションコースでは、測量設計・建設業など3Dデータを利用する人向けの「3Dデータ活用」や、映像・写真撮影に特化した操縦、撮影テクニックや編集スキルを習得できる「映像クリエイティブ」など、ドローンの使用方法からビジネスへの活用まで六つのオプションから選んで受けられる。

 同アカデミーのゼネラルマネージャー(GM)・藤原卓さんは「ドローンが今後、さらに普及し市民権を得るのが明白な中、ドローンを操縦できるというのが必須スキルのひとつになるでしょう。そのため、私たちがこれまで培ってきたノウハウを提供することで、人材の育成など、地域産業の活性化の一端を担えるといいですね」と語る。

 同アカデミーの受講要件やコースの内容、日程などの詳細は公式ホームページ(https://drone.nexiskoyo.jp/)で確認できる。申し込みも同ページから。

 問い合わせは同アカデミー(TEL 73―3168)へ。(東寛樹)