旭川藤星高校(山本周男校長、花咲町六)が今年、創立七十周年を迎えたのを記念して、四月二十二日、式典が開かれた。

 同校は一九五三年、藤学園旭川高等学校として創立。八〇年、旭川藤女子高校・中学校に改称(中学校は二〇〇三年に廃止)し、二〇一九年の学校法人の移管、男女共学化に伴ない、現在の校名となった。

 式典の冒頭、山本校長が「この七十年の間には、私たちの予想をはるかに上回る科学技術の進歩が、学校や社会、人びとの考え方や生き方に大きな影響を与えてきました。変化の激しい時代だからこそ、他者に対する責任を起点としたカトリックの価値観に学び、使命を果たさなければなりません。生徒、教師、地域のみなさんにとって、しあわせの学び舎として輝き続けられるように歩んでいくことを約束します」と挨拶。続いて、来賓の今津寛介市長らから祝辞が贈られたほか、同校に二十五年以上勤続した二十七人が表彰を受けた。

 最後に、同校生徒会長の芳賀翔大さん(三年)が「学校生活や留学の経験から、本校の教えや聖書の言葉がより身近に感じられるようになりました。これからも学びを深め、実践できるように努力していきたい。先輩方がつくり上げてきた良き伝統を、仲間たちと共に支え合い、守っていきます」と、生徒代表の言葉を述べ、全員で校歌を歌って式典を締めくくった。(東寛樹)