SDGs(持続可能な開発目標)を実践できる人材やデザインについて考えられる人材の育成などを目的に、子どもたちが地域の先輩から学ぶ体験型のイベント「まちなかキャンパス」が、あさひかわデザインウィーク(ADW)期間中の十七、十八日の二日間、宮下通から七条緑道までの買物公園で開催される。実行委員会の主催。

 初めてのリアル開催となった昨年は、市内の高校生や大学生らが「SDGs」や「デザイン」に関連する、小中学生向けのワークショップや展示を行い、二日間で延べ六万三千人が来場した。

 三年目の今年は、市内の八高校と高専、短大、大学、団体のほか、道内の大学、首都圏の大学生などが参加。旭川・上川アイヌの文化が体験できるワークショップや、金融機関によるプログラムなども新たに加わり、さらに多様化した五十七のブースが、買物公園や周辺の施設内に並ぶ。

 実行委員会の浜田良樹会長(旭川高専教授)は「これまでの道のりは、まさに『ホップ・ステップ・ジャンプ』。オンライン開催だった一年目に基礎ができ、二年目には初のリアル開催で、対面コミュニケーションの素晴らしさや買物公園のポテンシャルに気づきました。これらをさらに展開していくのが今年で、必ずうまくいくと思っている。そしてこれが継続していけば将来的に、他のまちにはない旭川だけの新しい文化『学びの縁日』として定着することになります」と語る。

 時間は両日ともに午前十時~午後四時。

 ADW期間中に開催される各種イベントの情報は、公式ホームページ(https://adwhokkaido.com/)などで確認できる。
 問い合わせは事務局(TEL 74―3355)へ。(東寛樹)