谷口農場(東旭川町共栄二五五)の「トマトもぎとり園」が十七日にオープンした。

 化学的なものに頼らず、米ぬかや牛糞、カキ貝がらなどをブレンドした、こだわりの土で育てられるオーガニックトマトは、とても濃厚な味。多くのファンが毎年、その味を求めて農場を訪れている。

 今シーズン、もぎとり園で収穫できるトマトの品種は、大玉が「りんか」「桃太郎」「麗月(れいげつ)」の三種、ミニが「ほれまる」「オレンジ千果」「イエローアイコ」の三種。

 東川町から来ていた山下さと美さん(61)は「ここのハウスはしっかり管理され、清潔感があるので、気持ちよくもぎ取りができます。食べる時も、自分がもいだトマトがどんな味かを楽しめるのがいいですね。一週間ほどで食べきってしまうので、また来週来ます」と笑顔で話した。

 同農場直売店の店長・根本しおりさん(41)は「今シーズンは、時期外れの寒い日があったり、急に気温が上がったりした寒暖差で、より甘く、美味しく実りました。好きなトマトを好きな分だけ、もぎ取りに来て下さい」と呼びかける。

 開園期間は九月末までの予定で、期間中無休。料金は大玉トマトが一㌔・五百四十円、ミニが百㌘・百四十円。入場無料。開園時間は午前十時~午後五時(四時最終入場)。(東寛樹)