髙砂酒造(宮下十七)のプロジェクト「KURA Challenge」(くらちゃれんじ・蔵チャレ)による企画商品「純米酒若蔵2023白麹仕込み」の販売が二十八日(金)にスタートする。 蔵チャレは、二〇一六年に始まった、同蔵の各部門から有志社員が集まり企画・立案・製造・販売までを担当するプロジェクト。日本酒離れが進んでいる若い世代や日本酒を飲んだことのない人に日本酒の魅力を広めたいという目的で、毎年新しい商品を開発してきた。これまで、ワイン酵母を使った日本酒(二一年)や、醸醸仕込みの日本酒(二二年)など個性的な商品を発表している。

 今年、企画に参加したのは執行雅顕さん(41・営業部)、石井佑樹さん(38・製造部)、中山仁美さん(32・企画部)の三人。発表したのは、日本酒で使われる黄麹ではなく、泡盛や焼酎で使われる黒麹が突然変異で誕生した白麹を使った「純米酒若蔵2023白麹造り」。

 記者発表で、製造を担当した石井さんは「蔵として白麹を使うのは初めてで大変なことも多かったけれど、ほど良い酸味を持ち、スッキリと軽快で爽やかな味わいに仕上がった」と、自信を覗かせた。

 「若蔵2023白麹仕込み」は、二千七百本限定の七百二十㍉㍑入り、千五百九十五円(税込)を直売店と全道の酒販店で、七百本限定の百八十㍉㍑入り、四百七十三円(税込)を直売店と市内酒販店で販売する。

 詳しくは同社(TEL 23―2251)へ。(工藤森)