旭川在住の画家・イラストレーター、三井ヤスシさんの個展「K市の風景&A市の風景」が九月一日から、こども冨貴堂(七条買物公園)ギャラリー・キッズで始まります。

 三井さんは、一九七六年、山梨県生まれ。二〇一一年三月の福島第一原発の過酷事故の直後、放射能を逃れて家族と山梨県から旭川市に移住。一三年に妻の中野葉子さんとともに、ミツイパブリッシングを立ち上げ、積極的に出版活動を続けています。著書に『福音ソフトボール 山梨ダルクの回復記』、絵本『みーつけた!』(いずれもミツイパブリッシング)、共著に点字絵本『ねえおそらのあれなあに?』『はたはたはたふれ』(いずれもUD絵本センター)があります。

 新作を含めて十五点のアクリル画を展示、販売します。「K・A市の風景シリーズ」の作品には、母と子が描かれています。三井さんは、「私なりの聖母子像だと思って描いている」と語っています。

 同展は九月十五日(金)まで。会期中の二日(土)午前十一時から、会場で三井さんによる「新作絵本『甲府の動物園物語を語る会』」が、三日(日)午前十一時から、「個展作品『K市とA市の風景』を語る会」が開かれます。いずれも入場無料。

 会期中無休。午前十時から午後六時まで(初日は午後一時から、最終日は午後四時まで)。問い合わせは、こども冨貴堂(TEL 25―3169)へ。