第五十回を迎えた道北地区ラジオ体操コンクール大会が二十日(日)、神居住民センター(神居二ノ十七)で開かれた。

 夏期のラジオ体操会の他、毎年、冬まつりで耐寒ラジオ体操などを行っている旭川市ラジオ体操連盟の主催。

 団体の部に十六チーム、個人の部に六人がそれぞれエントリーし、三歳から八十九歳までの幅広い世代の参加者がのびのびと体操を行った。リズムに乗っているか、まげる・のばす・とぶをしっかり出来ているか、基本姿勢がとれているかなどの審査によって、大賞などの入賞者が決められた。

 中国出身の参加者や、今回は欠席だったが、車椅子ユーザーの参加者などもいる。「誰でもできて、やってみると奥が深いのがラジオ体操」と話すのは同連盟会長の遠藤盛雄さん。北海道には九つの支部があるが、コンクールを行っているのは道北地区を含め三つだけだという。

 遠藤さんは「ラジオ体操会を行う地域もずいぶん減ってしまいましたが、ラジオ体操会は健康維持の観点だけでなく、異世代間交流や地域の見守りなどの役割もになっていると思っています。今後とも自己研さんを怠らず指導員と活動を続けていきたい」と話す。

 優勝はそれぞれ、団体の部がチームピアノ、個人子どもの部が池田結泉さん、個人大人の部が今田真美さん。また、全ての団体に努力賞などが贈られた。(作田穂菜美)