「ハンセン病問題から学ぶこと~知っていますか?ハンセン病問題~」と題した講演会が九日(土)午後一時半から、市民活動交流センター・ココデ(宮前一ノ三)で行われます。主催は同センター。

 講師は国立ハンセン病資料館学芸員の西浦直子さんです。

 ハンセン病は、らい菌により発症しますが、感染しても発症するとは限らず、今では発症自体が稀です。万一、発症しても急激に症状が進むことはありません。治療薬がない時代には身体に変形を起こすことや、治っても重い後遺症を残すことがあり、国は長い間、隔離政策を行い、社会的な差別が続いてきました。現在では、有効な治療薬が開発され、早期発見・治療で後遺症を残さず治るようになりました。

 西浦さんの話から、「日本のハンセン病問題とは何か」や、隔離政策の被害と差別の実態を知り、今後同じ過ちを繰り返さないために、何をしなければならないのかを考えます。

 終了は午後三時半の予定です。参加無料。参加を希望する人は申し込みが必要です。

 申し込みと問い合わせは、同センター(TEL 74―4151、メール info@cocode.jp)へ。