ふるさとへの思いを語り合う「東川町出身会ふるさと交流会」が二日、ホテルOMO7旭川(六ノ九)で開かれ、旭川在住者を中心に約八十人が出席した。

 会長就任後、初めて会を開催した佐藤隆政さん(大東社長)は、今年二月、五期務めた松岡市郎町長から菊地伸町長に交代したことに触れ、「旧新町長のリーダーシップと今日ここにお集りの来賓の皆さま、東川町出身会メンバーの四輪駆動で、東川町のますますの伸展に協力していきたい」と宣言し、町の発展を祈念した。

 菊地町長や旭川市の菅野直行副市長も挨拶に立ち、諸課題に一市八町が連携して取り組む重要性に言及した。

 “東川の今”をテーマに町の担当者が、完成したキトウシ保養施設「きとろん」や高齢者の憩いの場「共生プラザそらいろ」、十一月に公開される知里幸恵の生涯を描いた映画「カムイのうた」を紹介。今後計画されている、公設民営の蒸留所や「ものづくりパーク」、天人峡温泉地区の再開発などについても触れた。

 この後、祝宴に移り、親睦を深め合った。(佐久間和久)