旭川東署は、二条通交番(二ノ十八)と南町交番(南六ノ二十一)を統合し、新たに宮前交番(宮前一ノ四)を設置。一日から運用が始まった。市内で同署の交番が新設されるのは四十六年ぶり。

 二条通交番、南町交番ともに、建築から四十年以上が経ち建物が老朽化しているほか、管轄する地域の警戒態勢強化などの理由から昨年夏、両交番の統合が決定。今年三月から新交番の建築がスタートして、八月十日に完成した。

 同二十四日に開かれた開所式では、宮前交番主任が「宮前交番が新設され、勤務員一同、気持ちが引き締まる思い。今後も、道警の基本理念『犯罪や事故のない安心して暮らせる北海道の実現』に向け、地域住民の安全・安心を守るため全力で取り組んでいきたい」と決意を述べた。

 新交番の建物は鉄筋コンクリート造の平屋建てで、延床面積約八十七平方㍍。勤務員は、それまでの二条通の二人、南町の一人を併せて常時三人体制となり、三交代制の計九人が勤務するという。(東寛樹)