「旭川原爆被爆者をしのぶ市民の集い」が二十六日、旭川市民文化会館で開かれる。三十七回目を迎える今年は、東京の被爆者団体「東友会」の相談員の村田未知子さんが講演をする。

 この集いは、道北の原爆被爆者をしのび追悼する会。被爆者の思いと願いに耳を傾け、胸に刻む時となることを願って毎年開催している。

 村田さんは、創立六十五年を迎える、「東友会」の相談員になって四十年。原爆症の認定・手帳の申請を支援し、健康被害や貧困差別に苦しんだ被爆者の証言に耳を傾けてきた。それを記入した「相談カルテ」は五千人にも及ぶ。当日は「被爆者相談員の証言―再び被爆者をつくらせないために」と、題して講演をする。

 講演のほか、道北の被爆者紹介、黒岩鉄雄さんの詩「怒りの夜」、合唱団「ペニ・ウン・クル」が「青い空」を合唱する。
 午後六時開場、同六時半開演。入場無料。ロビーでは、同四時からパネルと資料の展示している。(佐藤敦彦)