作曲家でピアニストの中村天平(てんぺい)のピアノコンサートが十八日(水)午後六時半から、神楽公民館(神楽三ノ六)の木楽輪(きらりん)で開催されます。実行委員会の主催。

 中村は一九八〇年、兵庫県神戸市出身。中学時代に阪神大震災で自宅が全壊。高校を半年で中退し、解体業に従事。十七歳から本格的に音楽を始め、音楽専門学校を経て大阪芸術大学演奏学科ピアノコースに進学し、首席で卒業。二〇〇六年、ニューヨークに留学し、〇八年にCDデビューしました。一〇年には米・ニューヨークのカーネギーホール(ワイルリサイタル)でのデビューを果たし、一九年と二二年には、ヨーロッパ全カ国を回るツアーを実施。ロシアによるウクライナ侵攻後、ウクライナ支援のためのチャリティや現地での演奏活動に加え、大阪芸大の客員教授も務めるなど、精力的に活動しています。

 今回の旭川公演は、中村のデビュー十五周年を記念した全国ツアーの一環。昨年のヨーロッパツアーで大きな衝撃や感動を受けた中村が、様々な思いを込めて作ったヨーロッパの組曲を中心に演奏する予定です。

 午後六時開場。料金は三千円。予約・問い合わせは実行委員会(TEL 090―1300―6432)へ。