小学校入学前の子を持つ市内の親子に向けた情報冊子『るんるんジュニア』=写真=が九月二十日に完成し、就学時健康診断で配布されている。

 同冊子は、市の「市民の企画提案による協働のまちづくり事業」に採択され、「旭川のお母さん応援企画室ルンルン」(佐々木響子代表)が企画し、市教育委員会と協働で作成。デザイナーでキャンドル作家のやまだめいさんがデザインを担当した。

 入学前のQ&A、入学前にやっておいた方がいいこと、学校にはどんな人がいるのかといった、事前に知っておくと役に立つ、ちょっとした知識を伝える内容で構成され、見やすいように色彩やデザインに工夫をこらしている。

 あさひかわ新聞にコラムを連載中の佐々木さんは、これまでもマタニティ向け、未就園児向けの冊子を作ってきた。

 『るんるんジュニア』について、「学校生活や入学準備については、親も子どもも、わからないことが多いです。たとえば、準備する学用品などは学校によって差があるため、入学説明会まで待った方が無駄な買い物を避けられます。各学校が開設するホームページやスマホなどは、親世代が子どもの頃にはなかったもので、そうした点についても冊子の中で触れています。健診の待ち時間にこの冊子を読んで、不安なことやわからないことを少しでも解消し、小学生になるのが楽しみと思ってもらえたら」と話す。

 冊子はA五判、二十㌻(表紙含む)。市のホームページ=QRコード=からダウンロードすることもできる。(岡本成史)