富良野塾の卒塾生を中心に活動する演劇集団「富良野GROUP」による、倉本聰さん脚本の「悲別(かなしべつ)2023」公演が、十二月八日(金)から十七日(日)まで、富良野演劇工場(富良野市中御料)で行われます。NPO法人ふらの演劇工房の主催。

 閉山した炭鉱の町「悲別」で展開される物語は、一九八四年のテレビドラマをベースに「今日、悲別で」として一九九一年に初めて舞台化され、二〇一二年には続編の「明日、悲別で」が上演されました。そして今年、倉本さんが「令和の時代に頼れるものは何なのか」を問い、「悲別」を再々改稿して書き上げた「悲別二〇二三」が上演されます。

 演出は倉本さんから後継を指名された富良野塾OBの久保隆徳さん。新たにオーディションで選ばれた二十代中心の若手俳優も参加します。

 入場料は、一般五千円(当日五千五百円)、シニア(六十五歳以上)四千五百円、演劇工房会員四千円、小中高生二千円です。

 チケットは、富良野演劇工場での窓口販売のほか、電話、メールでの予約も受け付けています。メール予約は、専用アドレス(furanoengeki.489@gmail.com)に公演名、日時、人数(会員・小中高生・シニアの有無)、代表者氏名、住所、電話番号を記入して送って下さい。確認の返信メールが届けば予約成立です。

 予約・問い合わせは富良野演劇工場(TEL 0167―39―0333)へ。