格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンが十五日、旭川―成田の定期運航を開始。一番機が午前十一時二十七分、旭川空港に到着した。

 旭川空港へのLCCの就航は初めて。同社の道内空港への就航は、新千歳空港に次いで二カ所目。コロナ禍後、初の新設路線となることから、今津寛介市長は「旭川市のみならず、観光分野を中心に道北経済の起爆剤となると期待している」と語った。

 また同社の片岡優社長は「旭川市や上川管内の交流人口の拡大や地域の発展に微力ながら貢献できるよう取り組みたい」と話した。

 第一便はエアバスA321LR(二百三十八席)。百六十二人の乗客は、出迎えた市職員や空港関係者らから、旭川市内のガイドブックなどの記念品が贈られた。

 旭川発の折り返しの便には、今津市長を含む百八十五人が搭乗し、午後零時二十七分、旭川空港を飛び立った。(佐久間和久)