鷹栖養護学校高等部の生徒たちが作った製品の販売会が十六日、イオン旭川永山店(永山三ノ十二)一階のセントラルコートで行われた。

 この日、一年から三年生までの三十八人(二人欠席)が参加。「みらいにむけて みんなでジャンプ」の文字と絵が入ったオレンジ色のTシャツを着て、授業の中で木工・羊毛・エコクラフト・紙工の四班に分かれて作った製品を二班ずつに分かれて販売した。

 午前十一時からの羊毛と紙工の二班は、「ぺこぺいもむし」「ふわふわはりさし」「あぶらパックン」「羊毛なべしき」「レターセット」「ヘアゴム」など、ユニークな商品名もある手作りの品を目の前に置き、「いらっしゃ~い」「いかがですか~」と来店客に声をかけていた。製品は三十分ほどでほぼ完売した。

 この製品販売会は年三回実施。六月と十一月は校内で、二月に校外で行っている。イオン旭川永山店での実施は、昨年に続き二回目。一週間前には同店に販売会のポスターを貼ってもらった効果もあってか、会場は多くの買い物客でにぎわった。

 佐々木さゆり教諭は「販売会は人とのコミュニケーションや社会経験を積む良い機会です。先生たちが客となり、接客の練習もして来ました」と話す。
 販売会後、生徒たちは店内の食堂やファストフード店で昼食を楽しんだ。(佐久間和久)