ギャラリーシーズ(久木佐知子代表、旭町二ノ三)で、若手現代アート作家にスポットを当てた企画展「レゾナンス・エフェクト2024」が開かれている。
今回は五人の国内作家、荒井善則、奥村幸弘、坂口登、百瀬寿、山本美和の作品を二十四点展示している。
荒井、百瀬の抽象的な版画作品や、奥村、山本のファンタジックな油彩やアクリル画など、どれも美しく鮮やかな色彩の作品ばかり。また、絵を左右に二分して片側にスクエアの抽象画を配置するという独特の作風の坂口は、彫刻家イサム・ノグチに才能を認められ、アシスタントを務めたこともある作家だ。
企画販売担当の岩崎睦さんは「今回は、ネパール和紙を使ってグラデーションを表現した百瀬寿さんの作品が見どころです。山本美和さんのアクリル画には、小さな生き物や自分のサインが絵の中に隠れるように散りばめられていて、探しながら見るのも楽しいですよ」と語る。
二十二日(月)まで。開廊時間は午前十一時から午後六時半。火曜日休廊。問い合わせは、同画廊(TEL 53―8886)へ。(岡本成史)