常磐公園遊園地のタコの滑り台が老朽化のため、新しい遊具に取り替えられることから、三十一日(土)午前九時から、タコの滑り台に感謝を伝える「さよならタコさん」のイベントが開催されます。同実行委員会(谷口雅彦さんら三人の共同代表)などの主催。
タコの滑り台は、一九六八年(昭和四十三年)完成しました。師尾薬房(現モロオ)が創業五十年を記念し、市に百万円を寄付。その後、マルカツデパートからも寄付があり、二百万円で「タコ型石の山」(=タコの滑り台)が「枯れ木の滑り台」とともに作られたそうです。それから五十六年。多くの子どもたちから愛されてきましたが、解体を余儀なくされたことから、かつてここで日暮れまで遊んだ大人たちがイベントを企画しました。
谷口さんは「タコさんに、ありがとう、そしてさよならする場を市民のみなさまと共につくることを計画しました。ぜひこの大切な瞬間に立ち会っていただきたいと思っています」と話しています。
スタートは午前九時。谷口さんが主宰するアーティスト集団「リバースサルベージアンダーグラウンド」の写真展示などから始まり、十時からは、旭川在住のシンガーソングライターの千葉かよこライブ。十一時からは、詩誌『フラジャイル』の柴田望さんと小暮純さんの詩の朗読。十一時半~正午に希望者による集合写真の撮影(市公園みどり課との共催)。正午から和太鼓 鼓(こらく)ジュニアによる小太鼓の演奏です。その後、午後一時から、タコの滑り台を舞台にした赤玉文太さん(劇工舎ルート)作・演出の演劇「ある公演にて」が上演されます。
九時から正午頃まで市公園みどり課でも、タコの滑り台への寄せ書きなどのイベントを開催しています。
キッチンカーも出店します。雨天の場合は九月一日(日)に順延です。
イベントの最新情報は右のQRコードから。問い合わせは、sayonaratakosan@gmail.com。市公園みどり課へは(TEL 25―9705)。