ドキュメンタリー映画『○月○日、区長になる女』(ペヤンヌマキ監督、二〇二四年、百十分)の上映会が十六日(土)、建設労働者福祉センター「サン・アザレア」(六ノ四)三階ホールで開催されます。「チーム今だから」の主催。
同作品は、二〇二二年の杉並区長選でわずか百八十七票差で現職区長を破った岸本聡子さんと、彼女を草の根で支えた住民たちに密着したドキュメンタリーです。東京都杉並区在住のペヤンヌマキ監督が、自身の住んでいる地区での道路拡張計画をきっかけに地域問題の当事者となり、映画の制作を開始しました。それまで無縁だった選挙や政治の世界に飛び込んで住民たちと連携し、学び悩みながら、合意形成のために候補者や支援者たちと対話を積み重ねて行く姿を映し出しています。
「『市民参加型予算』を二〇二三年度から杉並区で試験的に導入した、岸本区長の選挙を追った映画です。作品の重要なテーマは、ミュニシパリズム(地域主権主義)。自分たちの望む政策ができる区長を誕生させるため、時に険悪な雰囲気になりながらも、住民たちが協力し進んでいく過程の生々しい映像は、真の民主主義を考えるヒントがいっぱいです」と話し、主催者は広く来場を呼びかけています。
上映時間は、①午前十時、②午後二時の二回。
料金は一般千二百円(前売・予約・チラシを持参した人は千円)、学生・障がいのある人が五百円、高校生以下無料です。
チケットはこども冨貴堂(七条買物公園・TEL 25―3169)で販売しています。予約・問い合わせは、チーム今だから(TEL 080―5720―4367)へ。