デザイナーの阿部路子さん(よつば舎代表)の絵と、本紙連載中の「北海道方言考 新なまってんだべか」を組み合わせたカレンダー「みちこ と みのるの くいしんぼうカレンダー2025」が完成しました。
阿部さんは釧路市の生まれ。旭川を拠点に帯広や札幌、名古屋から台湾にまで仕事を広げる売れっ子デザイナーです。いま、雑誌クロワッサンで、松重豊さんのエッセイ「食べるノヲト」の挿絵を描いていて、その単行本が出版されたばかり。ゆるいタッチ、温かな空気感、どうしてこんなに美味しそうなんだろう…。
「なまってんだべか」は元編集長の工藤稔が(K)のペンネームで書く創刊以来の長寿コラム。食べ物のこと、失恋の思い出、家族や友人とのエピソードを北海道弁を織り込んでつづります。
二人の合作カレンダーは二〇一五年に始まり十一作目。今年の表紙は「目玉焼きに三升漬のたまらん丼」。二カ月ごとに、阿部さんの好きな食べ物、料理、酒の肴の絵と、「びっくらこいた」とか、「ぺったらこい」とか、北海道弁を使った小さな物語が一つ。
A4判、角が丸い、かわいい形。デザインは造形作家の藤井忠行さん。印刷は、あいわプリント。
花のフラジール(三ノ九)、ヤマトストア(六ノ八)、ササキ工芸「クラフト舘」(豊岡十三ノ五)、こども冨貴堂(七条買物公園)、居酒屋ゆるり(三ノ六すずらん小路)などのほか、あさひかわ新聞(八ノ六・TEL 27―1577)でも販売しています。一部千八百円(税込)。