あさひかわ新聞に「写真の話」を連載している谷口雅彦さんの「旭川の写真アーカイブ」と題したトークサロンが一月十七日(金)午後六時半から、市民活動交流センター・ココデ(宮前一ノ三)一階交流展示コーナーで行われます。

 谷口さんは一九六七年旭川市生まれ。九歳から写真を始め、上京後、写真家・丹野章氏(一九二五―二〇一五)と細江英公氏(一九三三―二〇二四)に師事。丹野氏からは写真の著作権について、細江氏からは写真の永久プリント技法とその保存について学びました。現在、神奈川県湘南と旭川の二拠点生活を送っています。東日本大震災後、「3・11を忘れない写真家の会」を結成し、代表に就任し、東北・北海道を中心に写真展を企画。『沈黙と熱舌と原発のある町』(白夜書房、二〇一二年)、『津波を乗り越えた町々―東日本大震災十年の足跡―』(双葉社、二一年)などを出版。現在、谷口雅彦写真アーカイブ代表。「あさひかわ写真アーカイブ研究会」顧問。旭川市史デジタルアーカイブ検討会メンバー。二二年に旭川市文化奨励賞、第四十七回旭川ななかまど文化賞を受賞。

 トークでは、①写真家としての歩み、②一八九九(明治三十二)年に旭川で最初に写真館を営んだ中鉢直綱(なかはち なおつな)について分かったこと、③写真をアーカイブすることの意義について話します。「アーカイブ」とは写真などを保存し、貴重な資料として後世に残すことです。終了は午後八時の予定です。

 参加費は三百円(お茶菓子代)。申し込みは不要です。直接会場へ。
 問い合わせは、ココデ(TEL 74―4151、FAX 39―2131、メール info@cocode.jp)へ。