ギャラリーシーズ(久木佐知子代表、旭町二ノ三)で、年明け最初の企画展「リエゾン展2025」が開催されている。
「リエゾン」とはフランス語で「連続」を意味し、「つなぐ」「つながる」を主旨に、同ギャラリーにゆかりのある作家の作品を、版画と彫刻を中心に展示している。ギャラリー開設当初から続いている企画展だ。
作品数は二十一作家、三十二点。中央洋画壇から絹谷幸二、田村能里子、日本画から鈴木強、阿部穣といった人気作家の作品に加え、旭川ゆかりの作家では遠藤享、百瀬寿などの現代アート作家の作品を展示。彫刻では世界的に活躍する安田侃、中原悌二郎賞を受賞した内田晴之、地元で活躍する椎名澄子、版画では独自の技法を確立した小林敬生、昨年亡くなった舟越桂の作品など、見ごたえのある内容となっている。
企画販売担当の岩崎睦さんは、「輪切りに切り出した硬質な木口板を使用する木口木版や、階調表現にすぐれた銅版画の一種であるメゾチントなど、さまざまな技法の版画作品が楽しめるのも見どころの一つです」と話し、来館を呼びかける。
二十七日(月)まで。開廊時間は午前十一時から午後六時。火曜日休廊。問い合わせは、同画廊(TEL 53―8886)へ。(岡本成史)