四月並みの陽気が数日間続き、ここ最近で一気に雪解けが進んだ旭川。ギャラリーシーズ(久木佐知子代表、市内旭町二ノ三)では、企画展「~日本の心~富士と桜」が開催されている。この企画展は、北国にひと足早い春を届けようと例年この時期に開催されており、今回で八回目。
同展では、現代を代表する日本画家、洋画家たちの個性豊かな感性と、独自の技法で織り成す新たな富士と桜が楽しめる。中央画壇では、現代洋画壇の第一人者・絹谷幸二や、一昨年惜しくも亡くなった日本画の中野嘉之、地元作家では、近年数々の受賞を重ねる秋山拓也や、六月に同ギャラリーで初個展を開催する山本美和、独自の表現法が魅力的な石岡志麻など、十四作家二十点余りの作品が並ぶ。
二十二日(土)の午後二時からは、作品を前にギャラリースタッフが解説するギャラリートークも開かれる(参加無料)。
二十四日(月)まで。午前十一時~午後六時(火曜日休廊)。入場無料。問い合わせは同画廊(TEL 53―8886)へ。(岡本成史)