三浦綾子記念文学館(神楽七ノ八)が主催する、終戦八十年企画展「時代を見つめる」が、同館本館二階第四展示室で開催されている。

 今年は、日本が太平洋戦争で敗戦してから八十年の節目。人生に影響を与え、作品を書き続ける動機の一つとなった戦争体験を、三浦綾子は作品にどのように投影したのか。「戦争の傷跡」「豊かさの影」「新たな戦前」の、三つの切り口で読み解く。同展では、十四枚のパネルに加え、ノート、掲載誌、写真など約七十点の資料を展示している。

 会期は二〇二六年三月二十日(金・祝)まで。観覧には入館料(大人七百円、大学生三百円、小中高校生・賛助会員無料、十人以上の団体は百円割引)が必要。

 問い合わせは、同館(TEL 69―2626、FAX 69―2611、メール
toiawase@hyouten.com、担当/難波・齋藤・小泉さん)へ。(横地純鈴)