「菱谷良一とスケッチ仲間展」がギャラリー喫茶ルル(六ノ八)で開催されている。八日まで。旭川スケッチ研究会の主催。

 同会は二〇〇三年に発足した。絵を描くことが好きな人が集まって、建物や街並み、自然風景を自由にスケッチする活動をしている。

 会員の菱谷さんは、市内在住の画家。戦時中、日常生活の絵を描いただけで、治安維持法違反で投獄された過去をもつ。それから、毎年国会に赴き、治安維持法犠牲者への謝罪と賠償を求めて活動。現在も絵を描き続け、ことし十一月で百四歳を迎える。

 ギャラリーでは、同会で五月、羽幌方面へスケッチ旅行に出かけた際の作品を展示。菱谷さんは、旅行には参加しなかったため、長年描き続けている自画像の最新作を出展している。

 同会の会員で、新ロマン派美術協会の事務局長を務める富田忠征さんは、「菱谷さんの、いまを描く自画像が魅力的。立体感や色合いが自然なのはもちろん、百四年生きてきた思いが込められているのを感じる」と語っている。

 問い合わせは、ギャラリー喫茶ルル(TEL 22―7911)まで。(横地純鈴)