高校生が描いた原爆の絵を写真に撮った展示会が一、二日の両日、アッシュアトリウム(一ノ七)で開かれた。新日本婦人の会旭川支部(金子智子支部長)の主催。

 絵は広島市立基町高校普通科創造表現コースの生徒たちが二〇〇七年から一四年までの七年間に描いた五十六点の作品。それを写真撮りしたもので、今回、このうち二十点が展示された。

 絵は被爆者の聞き取りや被爆者のイメージ図、写真資料などをもとに描き、何度も被爆者に確認しながら、一年間かけて制作した作品群だ。

 全身にやけどを負った人を描いた「後に生きる人たちへ」、身体が黒く焼け焦げた父に「本当にお父さん?」など、一枚一枚に、題名と作品を描いた生徒名、状況を説明した文章が付されている。

 被爆者の高齢化が進むなか、被爆者の実相を絵として残すことと、絵の制作を通して、高校生が被爆者の思いを受け継ぎ、平和の尊さについて考えることを目的とした取り組みだという。

 同支部は、毎年この時期に悲惨さを伝える「原爆展」を開いており、この絵の写真展は今年で二回目。支部会員の一人は「台湾の家族連れの旅行者が展示している絵を見て、胸に手をあて『心が痛い』と言っていました」と話した。
 金子支部長は「この絵の写真展は時期を問わず、道内でも色々な地域や学校で開催されています。機会があったら、ぜひご覧なっていただきたい」と語った。(佐久間和久)