東川町複合交流施設・せんとぴゅあⅡ(北町一)で、大雪山アーカイブスの企画展示「北海道 山岳スキー」展が二〇二六年二月八日(日)まで開かれています。
日本にスキーが伝わったのは明治末期。オーストリアの軍人テオドール・エードラー・フォン・レルヒによる技術指導をきっかけに北海道にもスキーが広まりました。明治四十五(一九一二)年創設の北大スキー部を中心に、登山と滑降を結びつけた「山岳スキー」の文化が育っていきます。
この展示では、レルヒの記録や北大スキー部の歩みに関する書籍を中心に北海道における山岳スキー発展の足跡をたどります。
展示する書籍は約十五冊。主なものは―。
『山と雪の日記』(板倉勝宣、朋文堂)、『明治日本の思い出 日本スキーの父の手記(テオドール フォン レルヒ、中外書房)、『日本スキー・もうひとつの源流』(中浦皓至、北海道大学図書刊行会)、『北海道のスキーと共に』(大野精七、非売品)などです。
開館時間は午前九時から午後九時まで(三十一日から二〇二六年一月五日まで休館)。
同アーカイブスでは旭岳ビジターセンター(旭岳温泉)で、次の出張展示も行っています。
「中谷宇吉郎 大雪山を解く」〔二〇二六年三月一日(日)まで〕、「北海道の三角点」〔同年八月三十一日(月)まで〕。





