阪神淡路大震災以降
本格的に耐震化実施
全国市町村の中でも耐震基準を満たしていない小中学校の校舎が多かった旭川市で、今年一月下旬、豊岡小学校の体育館の竣工で市内小中学校七十五校すべてで耐震化が完了した。
市は一九八一(昭和五十六)年に施行された「新耐震基準」以前に建設された建物に耐震診断を実施後、基準を満たしていない建物についていは、順次耐震化を行ってきた。
市が校舎の耐震化に乗り出したのは阪神淡路大震災(一九九五年)以降で、本格的には二〇〇九(平成二十一)年度から。この年度以降、耐震化を実施した学校は三校を統合した中央中学校を含め三十二校。一年に二校の割合で改修・改築してきた計算になる。最も多い一一(同二十三)年度は十校だった。
現在、使用されている最も古いのは日章小学校の校舎で建築年は一九六七(昭和四十二)年。二〇二四(令和六)年度に耐震改修が実施されている。
新築は一〇(平成二十二)年度から二五(令和七)年度の間に、高台小、末広小、中央中、旭川小、東栄小、千代田小、豊岡小、永山西小の八校となっている。
バスケットゴールなど
非構造物の整備や
長寿命化の補修も
学校教育部学校施設課では、今後、屋内運動場のバスケットゴールなど非構造部物の整備やエアコン設置、屋根トタンの塗り替えなど校舎の長寿命化を順次行っていく計画という。
バスケットゴールなど非構造部物は三〇(令和十二)年度までに整備を、エアコンは今年夏には小学校全校に据え付けを終え、中学校は来年六月までに完了する計画という。
校舎の長寿命化は、毎春各学校から提出される補修要望などのうち、予算の関係から、現在は全要望の六~七割ほどしか応えることができていないのが現状という。(佐久間和久)





